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執筆者の写真Rieu35(りゅうさんご)

【鉱物の博物館】パリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」(MINES Paris mineralogical museum/Paris/France)

更新日:2024年6月27日



<名称>

パリ国立高等鉱業学校付属「鉱物博物館」(MINES Paris mineralogical museum)

<住所>

60 Bd Saint-Michel, 75006 Paris France

<営業時間>

月曜~金曜 13:30~18:00

土曜10:00~12:30、14:00~17:00


<入場料>

6ユーロ


※こちらは2014年に訪れた際の記憶をもとに書いた記事になります。

現在の展示内容、営業の状態などと違う場合がございます。




パリの鉱物博物館は国立自然史博物館とパリ第六大学(ピエール&マリー・キュリー校、UPMC)の鉱物博物館、そして今回取り上げる国立高等鉱業学校付属鉱物博物館の3カ所存在します。

この博物館は私がフランスに滞在してた際に唯一行けた場所になります。

ネサフしてこれら博物館の存在を知って狂喜乱舞したものの、2014年当時自然史博物館は鉱物館のみウン年かかる大改装中で、第六大学は入口わからず言葉も達者じゃなかったため断念…。

ちょっと運悪かったですね…。


でもこちら、そんな運の悪さを払拭するくらい素晴らしい博物館でした!

RER(パリの在来線)B線リュクサンブール駅の近くにあり、博物館からリュクサンブール公園の緑が見えたのを覚えています。

重厚で歴史を感じる建物(世界でもトップレベルで難しい学校みたいですね、多くのノーベル賞受賞者を輩出し、カルロス・ゴーンもここ出身だとか…)はロココ調というかバロック調というか優美で曲線的な装飾がされていてまるでお城のよう。

展示室は木製の壁や柱、床になっていて落ち着いた雰囲気になっています。

展示用ケースなども木製で中世、近代の化学実験室を思わせる優雅さ!

これはブンダーカンマーやスチパン好きな人間にとっては垂涎の場所と言えるでしょう。








内容も素晴らしく、大物の標本や宝石レベルの美品、非常にわかり易くした結晶系のモデルや人工宝石の原石など古今東西の鉱物に関するものをそのケースに収められていました。









日本の輝安鉱のとても大きな標本もありました。

今となっては貴重な資料でしょうねえ…。

(STIBINEはフランス語表記の輝安鉱と思ってましたが、スチビンという別種のアンチモン鉱物かもしれません…。)




9万点ほどの収蔵品があるとのことですが、それも理解できるほど多くの標本が展示されていました。

写真たくさん撮ったのですが興奮で手ブレしているものがほとんど、申し訳ない…。

2時間ほど滞在していたと記憶していますが、それでも時間が足りないほど静かで落ち着いた素敵な空間でした。








鉱物に興味がなくても訪れて楽しい場所かもしれません。

日本の機能的で現代的な展示、所蔵方法も素敵ですが、フランスも一本筋が通っていて大変魅力的でした!



<参考>

水晶語り。美しい石と自然、面白い物語

ウィキペディア、パリ国立高等鉱業学校

地球科学紀行


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